こんにちは。
さてさて、突然ですが
猫にスルメを与えると腰が抜ける と言うような話を聞いたことはありませんか?
イカやタコ、あとはエビ・カニといった甲殻類はチアミナーゼという、チアミン(ビタミンB1)を分解する酵素を多く含んでいますが
この酵素を多量に摂取してチアミン欠乏症に陥ると、後ろ足のふらつきや麻痺が起きることがあります。
これが「腰が抜ける」と言われる症状の正体です。
でもチアミナーゼは熱に弱い性質がありますので、実は焼いてしまえば問題ありません。
なので「猫がスルメを食べると腰が抜ける?」というのは、実は間違いなんですね。
焼いたスルメのチアミナーゼのほとんどは、熱で活性を失ってますから。
ただしイカタコ類は消化に悪いですし、スルメなど干したものは水分を吸うと急激に膨らむため、
嘔吐や消化不良の原因になったりしますから与えない方が良い食材なのは変わりません。